エロゲーム規制や児童ポルノ禁止法に関するニュース記事を集めました。

2008年10月27日月曜日

虎の穴の報告 〜現場からの発言〜

当社が同人誌販売を始めてから10年近くたっていますが、当然、始めたころからあらゆる基準とかが決まっていたかというと、まったくそうではありません。例えば印刷所様や即売会様との関係であったりとか、流れの中をさまよいながら、だんだんと形作られ、今もまだ社内的にもすべてが確定しているわけではない中で、それでも基準を決めながら業界全体をよりよくしていきたいというつもりで同人誌の販売をやらせていただいております。現段階で14店舗構えており、全店舗で同人誌を販売しています。

 作品をお預かりする際の基準を説明させていただきますと、作品をまずいったん見せていただくところからスタートしまして、法的な基準を遵守しながら、作品の内容のチェックや、作品の入荷後に問題が発生した場合の対応をしています。ただ表現基準が非常にあいまいであったり、自分自身もとらえ方のすべてが合っているのかというと、なかなかそうではないなという認識の上で何重かのチェック項目を設けています。ただ、それでも抜けてしまったり、もしくはサークル様に分かりづらい部分があるということも認識していますので、指摘をいただきながら進めています。

 書店の販売スタイルも徐々に変わってきていますし、業界全体の状況も移り変わっていることを、ここで6年間働いて肌で感じる部分は非常に多くあります。作品の中身にまで踏み込んでお話する時間はないですが、そういったものも含めて変わりつつある中で、われわれもサークル様に訴えていかなければならない部分が出てきたかなというところもありますし、印刷所様との連携もより強く持っていかなければいけないのかなという認識もしております。

 やはり作品が生まれる場所としては即売会という場所が非常に大きく、われわれも即売会に出た作品を基本的にお預かりしていますので、取り扱いの基準や作品の紹介に当たって、即売会様の基準を一緒にお話させて頂いたり、サークル様を通じて、その段階で止められないかという話をしています。

 実例としてあったのは、表現的に難しいとしてイベント側で販売差し止めになったものがあり、書店でもそれは販売できないだろうと。基準が単独だと思われがちではありますが、全体で考えていかなければならない課題であるという認識の上で、サークル様と一般のお客様に不利益にならないような形というのを求めていきたいと考えております。

0 件のコメント:

コメントを投稿

マイブログ リスト