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2008年10月23日木曜日

同人誌と表現を考えるシンポジウムが開催

2007年5月19日「同人誌と表現を考えるシンポジウム」が東京・池袋で開かれた。

警察庁「バーチャル社会のもたらす弊害から子供を守る研究会」(以下、「研究会」)が昨年12月にまとめた最終報告書では、「同人誌等の即売会についても、イベントの主催者に対し、子どもを性行為等の対象とするコミック等を18歳未満の者に売らないための対策の強化を求めていくべきである」と明記された。漫画同人誌の性表現について直ちに法規制を求める内容ではないが、警察の報告書に同人誌が取り上げられること自体が異例とされる。

 非常設の即売会に足を運ばなければ入手できなかった同人誌だが、専門書店やネット通販の発達で比較的容易に購入できるようになるなど、同人誌が一般に浸透しつつある現状が報告の背景にあると指摘されている。シンポジウムは、即売会や印刷業者らの団体が主催。同人誌とその表現の現状を見直し、今後も同人誌ならではの自由闊達な表現を守るためにどうすべきか、同人誌の現場の関係者や有識者が集まって話し合った。

約900人が参加者のうち、半分がサークル参加者(つまり同人誌の実際の描き手)、2〜3割が一般参加者(同人誌の受け手)で、即売会スタッフや印刷・出版関係者も少なくなかった。

シンポジウムでは即売会主催者や印刷所による自主的な修正などが紹介されたが、一般にあまり知られていないため、「もっと同人界の取り組みを発信していくべきだ」という意見が多かった。

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